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米国株式市場【1月16-19日】マーケット情報とレビュー。半導体関連強し!

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インフレのしつこさと堅調な経済のなか、金利の方向性を探る神経質なマーケットの動き。それでも、週末にはNYダウとS&P500は、史上最高値を更新、半導体関連がマーケットをリードしています。四半期決算も来週からが本番。

目次

今週のマーケットレビュー

今週のポイント

今週のポイント
  • 早期利下げ期待先行をいましめるような、FRB理事の発言で金利上昇、株価は神経質な動きも
  • それでも、NYダウとS&P500は史上最高値更新。S&P500は2年ぶり
  • 半導体関連企業TSMCやAMDがマーケットをリード

主要指標の動き

指標1/191/12騰落率
NYダウ37,863.8037,592.98 +0.72%
S&P500 4,839.814,783.83 +1.17%
ナスダック   15,310.9714,972.76 +2.26%
ドル/円 148.18 144.92
米国10年国債利回り(%) 4.13 3.94
~1/19まで

Yahoo Financeなどを参考にしています。

今週の米国株式市場トップストーリー

15日 MON

マーティン・ルーサー・キング・デーは、公民権運動家キング牧師の誕生日を祝う米国の祝日です。この祝日は、1月の第3月曜日に行われ、平等と正義の理念を称え市場はお休みとなります。

16日 TUE

  • NYダウ続落、3万7361ドル12セントで終了。
  • 米連邦準備理事会(FRB)の*高官による早期利下げ観測のけん制発言を受け、長期金利が上昇。
  • FRB*ウォラー理事「政策の軌道修正は慎重に判断し、急ぐ必要はない」
  • ボーイング(BA)や中国での新モデル引き下げニュースでアップル(AAPL)など売られる。
  • ゴールドマン・サックス(GS)やモルガン・スタンレ(MS)ーなどの金融株が決算発表を受けて下落。
  • 利下げ観測のけん制と金融株の決算発表が投資家心理を冷やし、利益確定売りが出やすい状況。
  • ナイキ(NKE)シェブロン(CVX)、ハネウェル・インターナショナル(HONが下落。
  • 一方、ウォルト・ディズニー(DIS)とベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)には買いが入った。
  • ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が7営業日ぶりに反落。
  • アマゾン(AMZN)とメタプラットフォームズ(META)が下落。アナリストの目標株価引き上げでアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が8%上昇。

17日 WED

  • NYダウは3日連続で下落。
  • 12月の小売売上高予想を上回り、インフレ抑制できていない?早期利下げ観測(3月にも)が後退
  • 米長期金利一時4.1%台前半へ上昇し、昨年12月中旬以来の高水準。
  • 株式の相対的な割高感が意識され、株売りを促す要因に。
  • 一方で、米景気の大幅悪化を避ける予想から、押し目買いも見られる。
  • ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)キャタピラー(CAT)ウォルト・ディズニー(DIS)下落。
  • ボーイング、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)等が上昇。
  • ナスダック総合株価指数は続落。
  • テスラ(TSLA)とアマゾン・ドット・コムの株価が下落。

23年12月米小売売上高

  • 11月比+0.6%増(市場予想は0.4%増)

18日 THU

  • NYダウが4営業日ぶりに反発。
  • アップルと他のハイテク株、特に半導体関連企業が好調。
  • アップルは、バンク・オブ・アメリカの投資判断引き上げにより3%以上上昇。
  • マイクロソフト(MSFT)にも買いが入り、アナリストによる目標株価の引き上げが影響。
  • ボーイングはインドの格安航空会社からの大型受注で株価が上昇。
  • エヌビディアとAMDも上昇。*TSMCの2024年12月期の増収見通しにより業績期待が高まる。
  • ダウ平均は一時140ドル以上下落も、最終的には反発。
  • 米長期金利の上昇と米経済指標の好調さにより、FRBの早期利下げ観測が後退。
  • ユナイテッドヘルス・グループとヒューマナ(HUM-健康・福祉関連企業)業績見通し下方修正により株価が下落。
  • ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比200.026ポイント高の15,055.648で終了。

TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company:台湾積体電路製造-TSM *ADR)は、世界半導体シェアの過半数を占める、トップクラスの半導体メーカー。

19日 FRI

  • NYダウは2日連続の上昇で一時38,933ドルと、史上最高値更新
  • S&P500も1.23%上昇し、2年ぶりの史上最高値を更新。
  • NASDAQ、過去最高値に約5%に迫る。
  • 半導体株が堅調で、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)とエヌビディア(NVDA)が上場来高値を更新
  • 米10年債利回り、長期金利はわずかに低下し、4.1302%で終了。
  • S&P500の11セクター中9セクターが上昇。ITセクターが2.35%上昇。
  • 1年先期待インフレ率は2.9%に低下。
  • トラベラーズ(TRV)が第4四半期の利益予想を上回り、6.72%上昇。
  • シュルンベルジェ(SLB-エネルギー産業向けに技術提供)が売上高と利益で予想を上回り、2.22%上昇。

1月ミシガン大消費者信頼感指数

  • 78.8に上昇。2021年7月以来の高水準。

今週のマーケットレビュー

今週のポイント
  • 早期利下げ期待先行をいましめるような、FRB理事の発言で金利上昇、株価は神経質な動きも
  • それでも、NYダウとS&P500は史上最高値更新。S&P500は2年ぶり
  • 半導体関連企業TSMCやAMDがマーケットをリード

今週のマーケットレビューから来週の見通し、決算スケジュール

10-12月期の決算を発表する米国企業が、週明けから日ごとに増えてきます。一部アナリストは、売上高や利益に占める中国向けビジネスの割合が高い企業が、どのようなガイダンス(2024年の1-3月期決算の見通し)を示すか注目しているとしています。今週と同様に、企業決算に一喜一憂の1週間になりそうです。

マグニフィセント7、日程決まる

【1/8-12日】2024年1月第2週の米国株式市場、ハイテク株に底堅さ。銀行株決算の影響は?

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