グーグルなしには・・・
多くの人にとって、何か調べるために図書館に行ったり、辞書をひいたりするかわりに、PCの検索窓に直接文字を打ち込み、あるいはスマホに『OK、グーグル』と問いかけるのが、日常的な行動となってきています。さらに、好きなユーチューバー動画をみたり、スキルアップのために関連チャンネルを登録して、ユーチューブを通じ日々学習する人もかなり増えてきています。
望むものに、時間をかけずに、タイムリーにアクセスできるようになったのは、グーグルのおかげと言っても言い過ぎではないでしょう。世界中が、コロナ禍にある時にも、素早く的確な情報を得ることができたことは、グーグルの信頼性を高めることになりました。
2021/1-3月(Q1-第1四半期決算)より
- 売上高 553億ドル
- 営業利益 164億ドル
- EPS 26.63ドル
GoogleおよびAlphabetのCFO(最高財務責任者)であるRuth Poratは
“第1四半期の総売上高が553億ドルに達したのは、オンラインでの消費者の活動が活発化したことと、広告主からの収入が幅広く増加したことを反映しています。Google Cloudの勢いが続いていることに非常に満足しており、GCP(グーグル・クラウド・プラットフォーム)とWorkspaceの両方における力強さと機会を反映して、第1四半期の収益は40億ドルとなりました”と述べています。
長期的なポイント
グーグルおよびアルファベットのCEO(最高経営責任者)であるサンダー・ピチャイは、次のように述べています。
“この1年間、人々は情報を得たり、つながったり、楽しんだりするために、Google検索や多くのオンラインサービスを利用してきました。私たちは、世界中の人々を助けるために、信頼できるサービスを提供することに引き続き注力してきました。当社のクラウドサービスは、規模の大小を問わず、企業のデジタルトランスフォーメーションの加速に貢献しています。”
また、クラウド市場の大きな流れについて
①データクラウド需要(データの蓄積・活用)②安全なインフラの構築、業務効率化とITコスト削減への期待③オフィスワーク等従来の働き方に加え、リモートワークのハイブリッドな就労環境、のトレンドをあげました。
ー2021年4月27日のアルファベットの業績発表を参考にしました。
グーグルはこんな会社
- 1998年ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが設立
- 2004年 NASDAQ(ナスダック)市場にIPO(株式公開)
- 2005年 アンドロイド(Android)を買収
- 2006年 ユーチューブ(YouTube)を16.5億ドルで買収
- 2008年 グーグルクローム(Google Chrome)スタート
- 2009年 アンドロイドスマホを初めて出
- 2015年 Alphabet社設立、持株会社制に移行
- 2020年1月 アルファベットの株式時価総額1兆ドル初めて超える
豆知識
- ティッカーシンボルは、GOOGL
- 売上は、1825億2700万ドル(2020/1-12月1年間の)→およそ日本円で、19兆7100億円
- 株式時価総額 1兆5400億ドル (株価 2353.5ドル 4/30) →日本円で、約166兆円
- 553億ドルのうち、広告収入の売上が447億ドル(うちYou Tubeから60億ドル)、グーグルクラウドが40億ドル
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