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誰が、日本を買っているのか?
東京証券取引所から、毎週木曜日に
「投資部門別売買状況」が発表され
ます。個人、海外投資家、金融機関、
事業法人など、部門ごとのその前、
一週間の取引所でおこなわれる株式
の売買を、株数と売買代金をあらわ
しています。特に注目したいのは、
海外投資家の動向です。海外投資家
はその運用スタンスによって大きく
年金、投資信託、ヘッジファンド
に分類されます。
年金、投資信託、ヘッジファンド
年金は、その資金の性格から長期投資
で、いわゆるバイ・アンド・ホールド、
一度買うとすぐに売ることはなく
じっくり保有して利益を確保するタイ
プ。
投資信託(単に”ファンド”と呼ばれる
ことも多いです)
は、常に運用成果を
問われ年金ほど期間的余裕がないため
タイミングによっては、激しく動くこ
とがあります。そして、
ヘッジファンド
どこか、ダーティーなイメージ?がつき
まとう、謎につつまれたその存在を、
一度は聞いたことがあると思います。
日本のメディアでは良く彼らのことを
「投機筋」などと呼んでいます。短期的
に、儲かる思えば、買いからでも売りか
らでもする、
利益を求め売り買いを機動的に繰り返す
集団のイメージでしょうか?
さらに、ここ数年の動きでは、世界的な
傾向ですが、HFT(高頻度取引)といって
最先端のコンピュータをつぎ込んだロボッ
トにまかせ、瞬き(まばたき)するよりも
はやく、売買を終了してしまう、
超高速、高頻度取引をする輩が幅を効かせ
ています。
いずれにしても、海外投資家の東京株式市
場における売買代金シェアは高く、60%を
超えるのが、常態化しています。
海外投資家が東京市場で日本株を買越して
いるのか売越しいるかをみることで、
彼らが日本株に対し、強気なのか弱気
なのかを判断することができます。
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