再スタート、準備中。ボタン

米国株、今週の見通し【2/10-2/14】:マーケット関連の主要スケジュールと先週のレビュー

※アフリエイト広告を利用しています

目次

今週のスケジュールと見通し【2/10-14】

今週のスケジュール

2月

10日(月)・・中国、米国原産輸入品への「追加関税」適用開始<80品目>
 マクドナルド(MCD)

11日(火)・・パウエルFRB議長、金融政策議会証言(上院,下院は12日)
コカ・コーラ(KO),ショッピファイ(SHOP),S&Pグローバル(SPI)

12日(水)・・1月CPI(消費者物価指数)
シスコシステムズ(CSCO),バリック・ゴールド(GOLD)

13日(木)・・1月PPI(生産者物価指数)
アプライド・マテリアルズ(AMAT),ゾエティス(ZTS),ディア(DE),エアビーアンドビー(ABNB)

14日(金)・・1月小売売上高

*企業名は、決算発表日です。

マーケットの見通し

トランプ大統領による、関税の嵐?を懸念し、マーケットは神経質な状況が続いています。企業トップの顔を持つトランプ氏としては、まずは法外な条件を突きつけ、相手の様子をうかがいながら条件を下げ、最終的に自分達に有利なほうに持っていくやり方を実践しているに過ぎないかもしれません。

関税・通商政策での税率を「交渉ツール」としているとの新財務長官の発言は、カナダやメキシコの対応を見ていると的を射ていると言えるでしょう。しかし関税による、輸入品の値上がりが物価上昇、インフレにつながり、FRBによる利下げが遠のくとの、マーケットが懸念する材料は、くすぶり続けています。

一方、米国で石油をどんどん掘るという、トランプ政権のエネルギー政策と国内企業への減税は企業コストを抑え、米国企業の業績拡大につながるとの期待もあります。長期金利4.5%台前半に落ちついているのはそれまでの関税からのインフレ懸念が和らいでいる証と捉えることもできます。

本格化している決算発表からは、アルファベットやアマゾンが、クラウド事業の伸び悩み?から発表直後の株価は冴えない動きですが、中国AI、DeepSeekの登場によって今後のビッグテックの成長を支える、AI分野に関し、先行きに不透明感が出てきていることも、関係があるように思えます。

トランプ大統領の懐刀、イーロン・マスク氏はDeepSeekの技術的主張や資金調達に対して懐疑的な立場を取っているのに対して、メタのザッカーバーグCEOの

「AI業界の発展において、新興企業のイノベーションが重要であり、それを大手企業が取り入れるのがテクノロジー業界の常。」等の発言にあるように概ね、ポジティブに捉えるハイテク、半導体企業トップが多い印象です。

今週は、パウエルFRB議長の議会証言、1月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の発表が予定されていますが、注目はやはり、議長のインフレに対する見解。トランプ大統領、上院、下院、いずれも共和党優勢になって初めての議会証言になりますので、注目が集まりますが、利下げのタイミングを巡り、マーケットがナーバスな展開になることを想定しています。

昨年、パッとしなかった、ヘルスケアのセクターへ投資資金が流れていることから、ハイテク、半導体関連株は、もう少し調整が必要かもしれません。

マネックス証券

先週のマーケットレビュー

2月7日金曜日、週末のマーケット

*主要株価3指数の週末の終値と前週末比(+は↑上昇、▼は↓下落)。年初来の上昇率、過去【史上】最高値とその日付です。

先週のおさらい

ポイント
  • 関税発動延期など、交渉に柔軟性を演出する?トランプ大統領
  • 長期金利(10年国債の利回り)低下傾向、4.5%台前半に
  • アルファベット、アマゾンのビッグテック決算はいずれも次期以降のクラウド事業の伸び悩みを懸念
  • 週末の1月雇用統計等の経済指標に強弱感

ダイジェスト

**日付をクリックすると、その日マーケットの概要がわかります。

月曜日

エヌビディア<NVDA▼2.84%,116.60ドル>

テスラ<TSLA▼5.17%,383.68ドル>

・NYダウ▼0.28%

・S&P500▼0.76%

・ナスダック▼1.20%

・長期金利(10年国債利回り)4.56%

*株価、指数等は終値。(+↑上昇)(▼↓下落)は前日比です。

●関税引き上げ

トランプ政権がカナダ・メキシコ・中国に対する関税引き上げを発表、経済・企業収益への影響を懸念するマーケット。

●トランプ大統領

カナダ・メキシコの輸入品に25%、中国に10%の追加関税を課す大統領令に署名。投資家のリスク回避姿勢が強まる。

一方、

●メキシコとの関税発動を1カ月延期で合意

メキシコは国境警備強化を表明し、安全保障・貿易協議を開始へ。

●カナダとの協議

トランプ大統領とトルドー首相が協議予定。中国とも対話継続の姿勢。

●テスラ(上記)

関税の影響が不安視され、株価は下落。

●今週(現地)は、2/4には、アルファベット(GOOGL),

2/6アマゾン(AMZN)が決算発表を予定。

株・投資信託ならネット証券のマネックス
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次