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緩やかな、インフレがのぞましい。
〜消費者物価指数(CPI)における新指数の公表
開始及び公表資料の掲載見直しについて〜
(総務省統計局 2017年1月27日)
『政策判断等の基礎となる消費者物価の指標は
家計の消費全体に占める割合が大きく、より総
合に近いものが望ましいと考えられます。
今回公表を開始する『生鮮食品及びエネルギー
を除く総合』が「総合」に占めるウエイトは約9
割となっています。また、物価の基調を適確に見
るには一時的な要因や外部要因を除くことが有用
と考えられます。
生鮮食品は天候要因で値動きが激しく、エネルギ
ー関連品目(ガソリン、電気代等)は海外要因で
変動する原油価格の影響を直接受けることから、
これらを除く指数は物価動向のより適確な把握に
有用です。』
CPI(消費者物価指数)いろいろ
物価の平均的な変動をはかることを目的に全国の
世帯が購入したモノやサービスの価格を指数化し
たものが消費者物価指数(Consumer Price Ind
ex)です。
日本の場合単にCPIとは①の「総合指数」を
指し、②の生鮮食品を除く総合指数を
コアCPI、そして③の生鮮食品及びエ
ネルギーを除く総合指数をコアコアCPIと
呼んでいます。
また、「日銀版コアCPI」と呼ばれる、総務省
のCPIをもとに、日銀が独自に試算した天候や
市況など外部要因によって価格変動が大きくなり
やすい生鮮食品とエネルギーを除いた、物価指数
も最近では、注目されています。
いずれにしても、CPIとくに、コアコアCPIや日銀
版CPIがデフレかインフレ基調になりつつあるかの
目安になります。
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