今週のスケジュールと見通し【12/9-13】
重要スケジュール
12月
- 11日(水)-11月CPI(消費者物価指数)
– アドビ<ADBE,9-11月/Q4,2024> - 12日(木)-11月PPI(生産者物価指数)
–ブロードコム<AVGO,8-10月/Q4,2024>
–コストコ<COST,9-11月/Q1,2025>
*企業名は決算発表日
マーケット見通し
2000~2023年までの期間で、12月の米国株式市場の傾向をAIに聞いてみると、
「12月の米国株式市場は概して強気相場となる傾向がありますが、月初めの短期的な調整や金融政策の影響にも注意が必要です。」との答えがありました。
2-6日の週は、前週からの上昇を継続し、NYダウが4日に、S&P500とナスダックが6日にそれぞれ過去【史上】最高値を更新しています(下記参照)。マーケットをサポートしたのは、やはり、トランプ次期政権と米国経済の堅調さに裏付けされた利下げ継続への、期待でした。
11月雇用統計は、事前の予想内に収まり、労働環境にもインフレ懸念を広げる材料は見当たらず、12月(17-18日)の0.25%利下げが行われる確率を8割以上と、市場は織り込んできています。
FOMCの前後に、会合参加メンバーが金融政策に関する対外発言を制限される期間(ブラックアウト)に入っていることもあり、要人の発言に神経質になることはありませんが、11月のCPI,PPIの発表からインフレ懸念を思い起こす結果が出た場合は動揺が出るかもしれません。
過熱感があるだけに短期的な調整の可能性も視野に入れておくことも忘れないようにしたいところです。
個人的には、12日のブロードコム(半導体関連への影響)、コストコ(直近の消費者行動)の決算発表に注目しています。
先週のマーケットレビュー【2-6日】
週末の市場
先週のおさらい
- 主要株価3指数は、いずれもまた、過去最高値更新
- ソフトランディング(インフレを抑制しつつ景気後退を回避)を確認するマーケット。
- 景気をサポートするための、FOMC(17-18日)での利下げを織り込む米国株式市場。関心は1月のFOMCへ。
ダイジェスト
*日付をクリックすると、その日マーケットの概要がわかります。
月曜日
エヌビディア<NVDA+0.27%,138.63ドル>
テスラ<TSLA+3.46%,357.09ドル>
・NYダウ▼0.29%
・S&P500+0.24%
・ナスダック+0.97%
・長期金利(10年国債利回り)4.19%
*株価、指数等は終値。(+↑)(▼↓)は前日比です。
●S&P500とナスダックが過去【史上】最高値更新
-S&P500:6,053.58(高値)/6,047.15(終値)
-ナスダック:19,436.92(高値)/19,403.95(終値)
●フィラデルフィア半導体株指数<SOX+2.61%,5,055.32>
5,000ポイント台を回復
●NYダウは利益確定売り優先
11月に3,000ドル以上値上がりし、短期的な過熱感を意識
トランプ次期大統領
新興国にドル基軸通貨の地位維持を要求し、高関税を警告。関税政策の経済的影響に不透明感、不安な投資家も。
●11月ISM製造業景況感指数
:48.4と市場予想(47.6)を上回る
-新規受注や雇用が改善。一方、価格項目は低下。
景気の底堅さを確認?株式市場を下支え。
●FRBウォラー理事
12月FOMCで利下げ支持を示唆
●ハイテク、半導体関連株堅調
-テスラ(上記)-自動運転システムアップデートが買い材料
-マイクロソフト<MSFT+1.78%,430.98ドル>
-アップル<AAPL+0.95%,239.59ドル>しっかり。
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