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海外投資家の買越し続くも、金額は減る
JPX(日本取引所グループ)によると9月4週(9/25-9/28)の投資部門別売買状況、海外投資家は(現物+3,770億円、先物▼2,058億円)合計+1,712億円の買越し。個人は、(現物を▼3,364億円 、先物+19億円)合計で▼3,345億円の売越し。また、年金資金の信託銀行は(現物▼582億円、先物+5,492億円)合計+4,911億円の買越し。その他目立つところでは、投資信託(国内)が▼1,350億円、事業法人が▼434億円とそれぞれ現物を売越していました。
意外高→大幅上昇→過熱感からのスピード調整?
9月2週の意外高?からはじまった、今回の上昇相場は、9月1週、9月7日の安値22,172円から、4週9月28日の高値24,286円まで、3週間で、2,000円以上の値上がりとなっていました。10月に入り、過熱感からスピード調整への動きは、利益確定を優先に考えれば、自然な流れと言えるかもしれませんが、外部要因(米国の金利上昇、米中間選挙に絡む中国に対する制裁関税強化など)に不透明感が残るだけに、神経質なマーケット動向になる可能性は高いと思われます。
海外の長めの資金に期待
ここからの、日本株上昇シナリオの鍵を握るのは、やはり海外投資家。短期的な動きを繰り返す、ヘッジファンドを含み、彼らは、年初来の累計(9月28日まで)で、およそ6.7兆円ほど日本株(現物と先物の合計)の売越しをしています。ヘッジファンド等の先物の買越しには、一服感はありますが、現物株は依然として大幅な売越しの状況。今後は
海外の年金資金や投資信託等の長期スタンスで日本株に投資する、資金流入が期待されるところです。
日銀ETF購入(9月4週分)↓
日銀は、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを4営業日で、12億円ずつ。)48億円と通常型ETF(TOPI型)を703億円、合計751億円のETF購入。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し9/28までに、およそ4兆3,191億円となっています。(日銀のサイトより。)
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