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意外高は強引なヘッジファンドが・・・
JPX(日本取引所グループ)によると9月2週(9/10-9/14)の投資部門別売買状況、海外投資家は
(現物▼2,819億円、先物+4,164億円)合計+1,345億円の買い越し。個人は、(現物を▼2,204億円 、先物▼1,525億円)合計で▼3,729億円の売越し。また、年金資金の信託銀行は(現物+276億円、先物+1,687億円)合計+1,963億円の買越し。その他事業法人が現物を+58億円、投資信託(国内)は+93億円とそれぞれの買越しでした。
この週の日経平均株価は、8/31から続く、その前の週の6日連続安(トランプ大統領保護主義への警戒感や北海道胆振地方中東部を震源とする地震などを)受けて、不安定の動きになるものと思われましたが、結果としては、22,373円(9/10)→23,094円(9/14)と”意外高”の展開。
この意外高を演出したのは、やはりヘッジファンドを中心とする海外投資家。9月の2週は週末14日にメジャーSQ(特別清算指数算出日)を控えていたために、企業業績や相場観とは関係なく、強引に日経平均を23,000円(実際に9/14のSQ値は、23,057.94円でした。)にのせようとする「力」が働いていたと指摘する市場関係者がいました。海外投資家による先物の大幅な買い越しは、そのあたりの動きを匂わせ?ます。
こうした、意外高やその逆のケースは、今後も、メジャーSQ(3月、6月、9月、12月の第2金曜日)の週にはおこる可能性が十分ありますので、注意してみていきたいと思いますが、個人投資家の売り越しをみると、ヘッジファンドのその動きを読むように、23,000円まで見事に売り抜けたのではと思わせるような売買動向でした。さすが!
日銀ETF購入(9月2週分)↓
日銀のETF購入は、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを5営業日で、12億円ずつ。)60億円、プラス通常型ETF(TOPIX型)のワンショット703億円を1回購入をして、合計で763億円でした。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し9/14までに、およそ4兆2,393億円まですすんでいます。
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