海外投資家は、一転大幅売越し
JPX(日本取引所グループ)によると6月3週(6/18-6/22)の投資部門別売買状況、海外投資家は
現物を、▼4,306億円、
先物を ▼4,209億円で合計、▼8,605億円の売越し。
6月に入り、1週(現物+205億円、先物+2,062億円)、2週(現物+318億円、先物5,158億円)と先物主導で、大幅な買越しの海外投資家でしたが、3週は現物株の大量の売りがともなう、一転大幅な売越し。6月の1週は、22,500円を挟んでの動き、続く2週に、23,000円を達成。3週は、22,100円台から上は22,800円までの、やはり22,500円を挟んだ日経平均の動きでした。
海外投資家、特にヘッジファンドがどんな手法で、先物をからめ日本株を売買しているかわかりません。しかし、NT倍率(日経平均株価÷東証株価指数)が、2000年以降過去最高(6/22に12.96 常に日経平均株価が割高に買われる)が示すように、値嵩株(ねがさかぶ=株価が高い株)であれば、日経平均への寄与が大きくなることを利用した?仕掛け的な売買が、6月に入って彼ら(ヘッジファンド)によって、行われている可能性が高いとみたほうが良いでしょう。
日経平均株価の直近3ヶ月の動き↓
引用元 日経平均株価【998407】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
個人投資家は売り上がりから買越しへ。信託銀行、日銀も動く?
他の投資部門では、現物を個人が+2,115億円、先物を+945億円、合計で3,060億円の買越し。23,000円を目安に、売り上がりのスタンス個人投資家でしたが
一連の貿易摩擦問題にからむ株価の値下がりは、「長期的な買い」とみているのかもしれません。それは、国内年金資金をあらわす信託銀行の現物、+1,452億円の買い越しや、日銀による(同期間6/18-22の)ETFの購入額、2,872億円の動きからも、うかがえます。
下記表は、海外投資家と(国内の)個人投資家、事業法人、信託銀行の現物株の売買状況とそして、日銀によるETFの購入額をまとめ、月末の日経平均株価(それに6月1週+2週+3週分)をつけたものです。※国内の年金資金は、信託銀行を通じ売買が行われます。
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