アメリカ政府は、COVID-19ワクチンの追加で免疫を得るための接種(ブースターショット)を9月20日から開始することを発表しています。追加接種には、ファイザー(ティッカーシンボル=PFE)製とモデルナ(同=MRNA)製が使用されます。
目次
7月以降感染者が再び増加傾向
感染力の高いデルタ型
米国でのCOVID-19感染状況は、今年、2021年4-6月には、抑えられていたようですが、7月以降デルタ型を中心に感染者数と入院者数が再び増加傾向にあり、免疫力を高める言われるワクチンに注目が集まります。
ワクチンのブースターショット(追加で免疫を得るための接種)
米国では、ファイザー、モデルナのワクチンは2回接種、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のワクチンは1回接種と進んでおり、追加の接種はファイザーとモデナワクチンで保護された人が3回目、J &Jで保護された人が、2回目となる予定です。
なお、米国のFDA(食品医薬品局=Food and Drug Administration)とCDC(米国疾病対策予防センター=Centers for Disease Control and Prevention)は、一部、免疫不全の人に対して、ファイザー社とモデルナ社の両方のワクチンの3回目接種を推奨しています。
ワクチンと株価
モデルナ株が圧勝
2019/12 | 2020/8 | 2020/12 | 2021/8 | 上昇率(2019.12-2021.8) | |
ファイザー(PFE) | 37.17ドル | 35.85 | 36.81 | 46.07 | +23.4% |
モデルナ(MRNA) | 19.56ドル | 64.89 | 104.47 | 376.69 | 19.26倍 |
S&P500(指数) | 3,230.78 | 3,500.31 | 3,756.07 | 4,522.68 | +40% |
報道によりますと、欧州当局は、Covid19ワクチンの追加で免疫を得るための接種(ブースターショット)の必要性を認めていないようですし、日本でも今のところ未知数です。ただ、モデルナ株の動きを見る限り、終えていない世代を含め多くの人が接種を求めているのは、確かのようです。
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