米国の景気先行きに不安が残る中、4月のPMI(購買担当者景気指数)が上昇したことで週末は多少買いが優勢でした。一週間で見ても、先週末とはほぼ変わらず。来週の大手ハイテク企業の決算を見たいとの雰囲気もあったと思われます。
今週のマーケット
主要指標の動き
指標 | 4月21日 | 4月14日 | 騰落率 |
NYダウ | 33,808.96 | 33,886.47 | -0.23% |
S&P500 | 4,133.52 | 4,137.64 | -0.1% |
ナスダック | 12,072.46 | 12,123.47 | -0.42% |
ドル/円 | 134.13 | 133.77 | |
米10年国債利回り(%) | 3.57 | 3.52 |
超最新版、1-3月期決算発表日のスケジュール
すでに決算を終えたところでは
ネットフリックス(NFLX)😅,テスラ(TSLA)😭,と
注目していた企業の決算結果を絵文字で表現してみました。(個人の感想です)来週からは、アルファベット、マイクロソフトなど大御所の登場です。
企業名(シンボル) | |
4月 | |
24(月) | コカ・コーラ(KO) |
25(火) | アルファベット(GOOG,GOOGL),マイクロソフト(MSFT),ビザ(V),マクドナルド(MCD), レイセオン・テクノロジーズ(RTX),ベライゾン・コミュニュケーションズ(VZ), ネクストラ・エネジー(NEE),スリーエム(MMM),ゼネラル・モーターズ(GM) |
26(水) | メタ・プラットフォームズ(META), イーベイ(EBAY),ボーイング(BA),アーチャーダニエルズ・ミッドランド(ADM), ボストン・サイエンスティフィック(BSX) |
27(木) | アマゾン・ドット・コム(AMZN),インテル(INTC),アムジェン(AMGN),メルク(MRK) |
28(金) | キャタピラー(CAT),シェブロン(CVX), マスターカード(MA),エクソンモービル(XOM) |
5月 | |
1(月) | *バークシャー・ハサウェイ(BRK/A,B) |
2(火) | ファイザー(PFE),スターバックス(STBX),ワンオーク(OKE), アドバンテスト・マイクロ・デバイズ(AMD) |
3(水) | クアルコム(QCOM),*エアビー アンド ビー(ABNB), |
4(木) | アップル(AAPL),ブロック(SQ),エクスペディア・グループ(EXPE) |
5/24(水)エヌビディア(NVDA) |
*のマークの企業は予定変更の可能性あります。
『経済投資クイズ』第57~61問
57.世界各国の海運会社やブロカーから、鉄鉱石や石炭、穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を収集し、算出される国際的な海上運賃の指標となる海運指数は?
a.バイブル b.バブル c.バルチック
答えc. バルチック海運指数( The Baltic Dry Index)です。英国のバルチック海運取引所が1日、1回算出。
海運株との連動性が高く、また商品価格(原油や金、小麦等)や世界経済の先行指標としても注目されます。1985年1月を1000として算定、過去最高値は、11,000台、先週末は、1,435でした。
58.企業評価額が10億USドルを越えているけれど、まだ株式を公開、上場をしていない、急成長のスタートアップ企業のことを何と呼ぶでしょうか?
a.ユニコーン b.ユニーク c.ユニバーサル
答えa./ 伝説上の生き物、一角獣になぞらえたのがユニコーン企業。先進的な技術や独自のビジネスモデルなどを武器に高い成長率を期待され注目を集めます。宇宙輸送、衛星ネットサービス、イーロン・マスク氏の『SpaceX』、グーグル、アラファベット傘下の自動運転開発のWaymo等が有名です。
59.昨日発表された、ストリーミング・ビデオのパイオニア、ネットフリックス(NFLX)の2023年1-3月期の決算。この期間のストリミーングサービスの加入者はどのくらい増えたでしょうか?
a.205万人 b.175万人 c.315万人
答えb./175万人 ネットフリックスの昨年1年間の加入者は、900万人。そして2022年12月末の会員数が2.3億人だそうです。この分野ではアマゾンやディズニー等の追い上げもあり、苦戦を強いられていますが、広告付き廉価版新サービスの導入で、アジア、ラテンアメリカ地域で巻き返しを図ります。
60. 株価や為替などの市場を通じて行う取引の動きを、過去に取引された(価格の位置や取引の量、出来高など)、時系列パターンの実績から分析・予想する手法を何と呼ぶでしょうか?
a.ファンダメンタル分析 b.テクニカル分析 c.アノマリー分析
答えb./テクニカル分析です。テクニカル分析には、市場の全体的な方向性(トレンド)を見極めることを目的としたトレンド分析や現在の価格の強さや過熱感など、買われすぎ、売られすぎを判断するオシレーター分析等のテクニカルな指標があります。
61.値下げによる自動車の販売単価低下、コスト(原材料・物流費用等)上昇が響き、厳しい2023/1-3月期の決算を発表したテスラ(TSLA)ですが、この期間のEV(電気自動車)の生産台数は、どのくらいあったでしょうか?
a.44万台 b.74万台 c.104万台
答えa./44万台 44万台以上の車両を生産し、42 万台 ほどの車両を納車。納車台数のうち、ハイグレードクラスのModel S,とXは1万台くらい。欧米で人気のModel 3,とYで41万台を超えます。次世代車両プラットフォームであるサイバートラックも10月くらいまでには納車を開始する見込みだそうです。
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