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【4/8-12】の米国マーケット。予想を上回るインフレデータと地政学的リスクが投資家心理を揺さぶる!?

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米国株式市場は、予想を上回るインフレ指標と中東情勢の緊迫化に揺れる1週間。不安定な経済デ

ータと連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しに市場は敏感に反応。銀行株の冴えない決算と高

まる地政学的緊張が投資家のリスク回避姿勢を強め、一週間を通じて株価は乱高下しました。アッ

プルの新技術導入の期待がハイテク株を一時的に押し上げるものの、全体的には警戒感が影を落と

しました。

目次

インフレの粘着性にと中東情勢に不安なマーケット

今週のまとめ

今週のまとめ
  • 利下げの遅れを懸念するマーケット。
  • (CPIは予想を上回りPPIは下回る)インフレ指標の結果に戸惑い。市場は不確実性に敏感な反応を示す。
  • 中東情勢の緊迫化と政策見通しの変化がさらなるリスク回避姿勢を強める可能性。

1週間の動き

*各日付をクリックしますと、その日マーケットの概要がわかります。

8日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が前週末比11ドル24セント(0.02%)下落し、3万8892ドル80セントで取引を終了。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ予想が後ろ倒しになるという見方が影響し、株価に重荷となっていました。前週の大幅な下落後に景気敏感株に押し目買いが見られ、指数の下支えもありました。

3月の米雇用統計が賃金インフレの加速を示さなかったこともあり、FRBの利下げ期待が薄れ、市場では利下げ見送りの可能性が半々に。また、ジェイミー・ダイモン(JPモルガン・チェースCEO)は株主への手紙で、予想より持続するインフレと金利の上昇懸念を表明。一方、ニューヨーク連銀の消費者調査では、1年後のインフレ率予想が前月と同じ3%で安定していることが示されました。

ダウ構成銘柄ではインテルやアップル、メルク、コカ・コーラ、ボーイングが下落。対照的にナスダックは続伸し、テスラは自動運転タクシー「ロボタクシー」の発表を好感し大幅に上昇。今後の焦点は、10日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)に。

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