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海外投資家は4週連続の売越し
JPX(日本取引所グループ)によると10月5週(10/29-11/02)の投資部門別売買状況、
海外投資家は(現物+262億円、先物▼4,900億円)合計▼4,638億円の売越。合計の売越は4週連続も、現物の買越は4週ぶり。
個人は、(現物を▼1,666億円 、先物▼1,112億円)合計▼2,778億円の売越し(現物の売越は、5週ぶり)。また、年金資金の信託銀行は(現物+1,425億円、先物+255億円)合計1,680億円の買越し(現物の買越は、3週連続)。
その他では、投資信託(国内)が+1,000億円、事業法人が+446億円とそれぞれ、現物を買越していました。
海外投資家に売り一巡感?
海外投資家は、10月2週〜5週までに現物、先物合わせて、およそ4兆7100億円と莫大な売越。この間の日経平均株価は、10月2日の高値、24,448円から、10月26日の安値、20,971円まで実に3,477円、率にして、▼14.2%と大幅の下落となりました。さすがに、ここまで売り叩けば?取り敢えずは、売り一巡とみて良いかもしれません。11/2の日経平均、550円ほどの反発で、マーケットは一息つけたのではないかと思います。
国内年金資金の買い?
5週ぶりに個人投資家は売越になりましたが、他の国内勢(事業法人+投信+信託銀行+日銀のETF購入を含めて)は、10月2週〜5週の期間、現物に約2兆6,300億円の買いを入れ、引き続き大きな下支えとなっています。特に、信託銀行からは、長期的な国内年金の買いが入っている可能性を指摘する、市場関係者がいました。
コツンと底を打った?
今週の米中間選挙は一応想定内の結果と米国市場は反発し、東京市場も多少落ち着きを取り戻してはいます。しかし、10/26につけた、日経平均20,971円でコツンと底をつけたかどうかの判断を下すには、いまだ、不安定要因が多いと思います。
日銀ETF購入(10月5週分)↓
日銀は、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを5営業日で、12億円ずつ。)60億円と通常型ETF(TOPIX型)を703億円×2日=1,406億円、合計1,466億円のETF購入。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し11/2までに、およそ5兆2,618億円となっています。(日銀のサイトより。)
10月4週の投資家の動き↓
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