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10月4週、1兆円以上の売越しは3週連続の海外投資家

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海外投資家は3週連続、1兆円以上の売り越し。

JPX(日本取引所グループ)によると10月4週(10/22-10/26)の投資部門別売買状況、海外投資家は(現物▼3,174億円、先物▼9,887億円)合計▼1兆3,061億円の売越し。海外投資家の合計額で、1兆円以上の売越は、3週連続。

個人は、(現物を+3,252億円 、先物899億円)合計4,151億円の買越し(現物の買越しは4週連続)。また、年金資金の信託銀行は(現物+412億円、先物+209億円)合計621億円の買越し(買越は、2週連続)。

その他では、投資信託(国内)が+1,498億円、事業法人が+460億円とそれぞれ、現物株を買越していました。

海外投資家は、10月1週こそ、+4,400億円と買い越しでしたが、10月2週、3週、4週と合わせて4兆2500億円と莫大な売越し(いずれも現物と先物の合計)。この間の日経平均株価は、
10月2日の高値、24,448円から、10月26日の安値、20,971円まで実に、3,477円、率にして、▼14.2%と大幅な下落となりました。

買い仕掛け、売り叩く

9月1週まで、23,000円をなかなかクリアできなかった日経平均の壁を崩し、いっきに24,000円超えまで持っていったのが、ヘッジファンドを中心とする、海外投資家の強烈な買い(9月2週、3週で株式先物で1兆6,300億円の大幅買越し)なら、

10月の波乱相場を演出、売り叩いたのも彼ら。ただし、4兆円以上の売越しは、ヘッジファンド以外の海外投資家、年金や投資信託からのヘッジ売り(日本株の値下がりをカバーするための)やポジション調整の売りなども出ていることを、示していると思います。

国内勢は冷静な対応

一方、同期間の国内勢の押し目買いのスタンスは、変わらず、(個人+事業法人+投信+信託銀行+日銀のETF購入を含めて)10月2週、3週、4週で、現物株に、2兆3,636億円の買いを入れ
ており、大きな下支えとなっています。

月が変わり、11月。企業決算と不安定な外部要因(米中貿易摩擦、米国金利上昇、米中間選挙、イタリア財政問題、ドイツ政局混迷など)との綱引きで、東京マーケットは上下すると思われますが、その鍵を握るのは、やはり海外投資家。引き続き、彼らの動きをウォッチしていきたいと思います。

日銀ETF購入(10月4週分)↓

日銀は、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを5営業日で、12億円ずつ。)60億円と通常型ETF(TOPIX型)を703億円×4日=2,812億円、合計2,872億円のETF購入。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し10/26までに、およそ5兆1,152億円となっています。(日銀のサイトより。

10月3週の投資家の動き↓

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