[table id=186 /]
一転、ヘッジファンドの強烈な売り
JPX(日本取引所グループ)によると10月2週(10/9-10/12)の投資部門別売買状況、海外投資家は(現物▼3,290億円、先物▼14,990億円)合計▼1兆8280億円の売越し。海外投資家は、合計額で5週ぶりの売越し。現物株の売越しは、4週ぶりのこと。
個人は、(現物を+6,024億円 、先物+2,155億円)合計8,179億円の買越し(現物の買越しは2週連続)。また、年金資金の信託銀行は(現物▼731億円、先物▼1,275億円)合計▼2,006億円の売越し(現物の売越しは、4週連続)。
その他では、投資信託(国内)が+1,047億円、事業法人が+332億円とそれぞれ、現物株を買越していました。
買い仕掛けで、大幅上昇を演じたヘッジファンドの反対売買か?
9月2週の意外高?からはじまった、上昇相場は、9月1週、9月7日の安値22,172円から、10月1週の2日の高値24,448円まで、2,200円以上の値上がりでした。海外投資家による9月2週、3週の先物1兆6,000億円以上大幅に買越は、短期間でなされたことと、その規模から判断すると、ヘッジファンドによるものと考えるのが自然です。
その彼らが10月に入り、先物から売り始め、売り越しそして、強烈な売りへとスタンスを一転させます。9月2週、3週の先物買い越し分をそのまま、売り切ったかのような、10月2週分の大幅な売り越しでした。
日経平均、22,500円の攻防!?
この波乱のマーケットに現物株で、買い向かったのが個人投資家を中心とする、国内勢です。日銀のETFとあわせると、実に、およそ1兆3000億円ほどの買いが国内の投資家からもたらされたことになります。
日経平均株価は、▼915円と大きく値下がりした、10月11日の翌日12日の安値が、22,323円(終値は、22,694円)。10月3週に入っても、22,200円台になっては、22,500円台に戻す動きからみて、下値メドを22,500円とし、この水準を維持できるかどうかが当面のポイントと、個人的には注目しています。
日銀ETF購入(10月2週分)↓
日銀は、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを4営業日で、12億円ずつ。)48億円と通常型ETF(TOPIX型)を703億円×4日=2,812億円、合計2,860億円のETF購入。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し10/12までに、およそ4兆6,814億円となっています。(日銀のサイトより。)
10月1週の投資家の動き↓
コメント