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イタリアは財政で、サウジアラビアは米国との関係悪化を
18日の米国株式市場は、主要3指数はいずれも下落。イタリアが欧州委員会から、EUの財政規律(2019年予算案)から逸脱しているとの通達を受けたことやサウジアラビアの反政府記者(ジョマル・カショギ氏)の失踪をめぐり、米国とサウジアラビアとの関係悪化懸念が、マーケット全体の重しとなっていたとの、市場解説がありました。
中国株式市場下落を嫌気するかたちではじまった、この日の米国市場でしたが、イタリア国債利回りが、急上昇したことを受け、下げ幅を拡大。米財務長官がサウジアラビアで来週開催予定の経済フォーラムへの参加を取りやめる意向を表明したため、米・サ両国の関係悪化を懸念する(サウジに制裁となれば、原油供給が減少し、エネルギー価格の上昇をまねく)動きが広がり、売りがさらに加速しました。
また、前日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の内容から、金利上昇への懸念も引き続き市場ムードに水をさしているようでした。
企業業績
個別では、たばこメーカーのフィリップ・モリス(PM 87.52ドル/+3.5%)が第3四半期の売上高と利益が予想を上回り、買われました。
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