イタリア、政局の混迷
29日の米国株式市場は、
ニューヨーク・ダウ
24,361.45ドル
(▼391.64ドル/▼1.58%)
S&P500は
2,689.86の
(▼31.47/+▼1.15%)
ナスダックが、
7,396.59
(▼37.26/▼0.50%)
主要3指数とも、軒並み下落。
混迷を深める、イタリア政局の状況が
ユーロ圏の安定を脅かすとの不安が広がり、
イタリア国債や株式のほか、ユーロに対する
売りが加速し、2010-2012年のユーロ圏
債務危機を想定させたと、語る市場関係者が
いました。
ダウとS&P500は、1日としては、約1ヶ月ぶり
の下落率となりました。なかでも、
銀行株の下げが目立っていました。
ユーロと銀行株が売られ、円が買われる
こうした中で、ドルは対ユーロで1.1506ドルと
2017年7外来の高値を更新。
ドル/円では、
「リスクオフ」で円も押し上げられ、
1ドル=108.10円と5週間ぶりの水準まで
の円高。
個別の株では、
JPモルガン・チェース(JPM)
106.25ドル(▼4.73ドル/▼4.27%)
モルガン・スタンレー(MS)
50.25ドル(▼3.05ドル/▼5.75%)
など金融関連の下落がきつかったです。
2つの気になる数字は
米国10年国債の利回りは
2.77 %(前日 2.93%)
安定しているとされる
米国債が買われ(債券価格の
上昇、利回りの低下)ました。
※この値が高いほど
債券が売られ、
金利が上昇している
ことをあらわします。
米国VIX指数(恐怖指数)は
17.02(前日 13.22)
恐怖指数は急上昇。危険レベル
20に近づく。
※こちらは、数字が大きいと
先行きに対する不安が高いことを
あらわします。
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