4月の買越続く
JPX(日本取引所グループー
東京証券取引所、大坂取引所を含む)
によると、
4月第4週(4/23〜4/27)
の投資部門別売買・取引状況、
海外投資家は、
現物▼1,510億円の売越
先物 +4,520億円の買越
合計で、+3,010億円
の買越。
他の投資部門では、前の週
に引き続き個人投資家の、
現物株の
▼2,596億円の売り越しが
目立っていました。
新年度(4月)に入り、海外投資家主導
による日本株の買いによって、
日経平均株価が、22,500円近辺
まで上昇。これに対し
2月から3月までの大幅下落時に
(3/26には、安値で、
20,347円まで下落)
丹念に日本株の押し目を買っていた
個人投資家が、4月の1週から
4週にかけ、継続的に今度は
海外投資家の買いに、売りを
ぶつけてきた、つまり利益確定
をしているのが、浮き彫りになった
カタチです。
海外投資家の一部もさすがに、
22,000円台の日経平均株価では、
現物株の利益確定を優先していました
が、(▼1,510億円売越)今後は
22,000円を下限に、彼らがどこまで
上値を追うことができるのかが、鍵に
なると思います。
アノマリーは、証明された
海外投資家は、2018年に入ってから
3月末までに、現物、先物合計で
日本株を、実に、▼8兆7,124億円を
売越していましたが、
4月は、一転は、
1週〜4週で、4週連続の買い越しで
合計で、1兆7,662億円。
1週 +4,427億円(+1,585億円)
2週 +5,728億円(+845億円)
3週 +4,497億円(+1,151億円)
4週+3,010億円(▼1,510億円)
売り越しの分からすると、買い越しの
余地は、まだありそうですが、
はたして、5月以降はどうでしょうか?
因みに、4月の現物株のみの買越は
2,071億円ですが、今年も4月に
海外投資家が買い越しするという
アノマリー(季節的要因)は、
証明されたことになります。
(※ 2008年〜2017年の10年の
4月は、すべて現物株を買い越し
しています。)
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