日本人としての個性
人それぞれには、生まれた時代、育った環境、
などによって、成長する過程で”個性”が創り
上げられます。
その個性が、消費行動のなかで大きなウェイ
トを占めます。
特に、日本人は、
優秀なメーカーに囲まれて育ってきたおかげで、
いつのまにか、デザインはともかく?
「お値段以上」(例えば、家電や車
など、壊れない、長持ちするといった)品質を
利用するプロダクト(製品)に求めてしまいます。
ところが、これが株式投資とか資産運用に
関するものになると、
悪いイメージと、この分野、特に、金融機関の
一方的な、押し売り?に負けて、消費者、
利用者としての厳しい目がそして、何より
個性が発揮されていません。つまり、
”好き嫌いで”はなく、
”わからない、面倒くさい”
という理由で、投資信託などの金融商品を選ん
でしまっています。
もちろん、株式投資や資産運用を身近なものと
して、とらえることができなかった、
これまでの、市場環境(株安や円高)のせいも
あったかもしれませんが・・・
『こだわり』を大切にする
ひとは誰しも、自分の好きな「ブランド」や
「こだわり」というものをもっています。
それは、日々の生活で使うものから始まり
趣味から得た体験や、
いっしょにいると心地いい、友人や家族
尊敬すべき人物や、親近感がもてる
セレブなど影響力のもつ人からの、
「教え」から生まれるものもあります。
「こだわり」があるからこそ、ユーザー目線で
厳しい消費者となることができるのです。
何故、その「こだわり」を株式投資をする
ときの、企業選びや、資産運用をするときの
ファンド(投資信託)選択に活かすことが
できないのでしょうか?
それは、株式投資やファンドでの運用が
まだまだ、日本人に馴染みのない、
こだわりが活かせる、身近になものに
なっていないからだと思います。
しかし、
ネット証券や金融サイトなど
インフラが整備され、
税制面での優遇措置が取られている
ニーサのスタートや
確定拠出年金制度(企業型や
iDeco)の充実によって少しずつですが、
我々に日本人にとっても、投資や運用がよ
り、身近なものになってきています。
ユーザー目線とは
狭い意味では、よく利用するサービスや
いつも使っている製品(プロダクト)を
提供する企業を、投資先と考えて、
投資家の立場になって、その企業を改めて
みてみる。
こんな機能があればいいとか、サービスも
ここまで、行き届けば、もっと利用する
人が増えるのに・・などと、
ユーザー目線から、投資家に変身していく
ことを意味します。
広い意味では、製品やサービスを利用する
ときに、はたして、これは
コストに見合うものだろうかと常に考える
と思いますが、それと同じように
ファンド(投資信託)にもコストやパフォー
マンス(運用成果)を求めていく。
悲しいことですが、今でも
人気、トレンドのピークで設定される
系列の、しかも高いコストのファンド
を熱心に勧める金融機関が数多く存在します。
冷静に、シンプルにマーケットを見つめること
ができるようなれば、
ファンドを選ぶ力も、レベルアップします。
常に、『コスパ(コストパフォーマンス)』
を意識し、
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