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有事の円買いは、本当なのか?

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為替の予想が、一番難しい

長期投資や分散投資に欠かさせない、DCやNISAの話題を取り上げ
ている身?としては、目先のマーケットの話をしても、仕方がない
のですが現在のマーケットに対し、”なぜ”という疑問を持たれる
方もいらっしゃるかもしれないので少し、解説してみたいと思い
ます。

北朝鮮の不穏な動きを見れば、この状況では、様子見が正しい選択
だと思われます。しかし、株式や為替のマーケット動きはその判断
をさらに迷わすものにしています。

北朝鮮が暴走する可能性も高まり、地政学的リスクがあるのに、
円が買われ、株式市場もパッとはしないものの、大きな下落を繰り
返しているわけではない、ということ。

紛争や戦争などの混乱があったときの「有事」には、「ドル買い」
ということが言われていたときがありました。それが、特に、リー
マン・ショックの金融危機後からは、何かあれば円が買われる、
「有事の円買い」?が普通になってきています。

長い目で見ると、現在の1ドル=110円割れは、円高(ドル安)と
言えるのかという疑問は残りますが、円高は株式市場を停滞させ
るには、十分な材料にはなります。

ミサイルがどこかの大都市に飛んでくるかもしれないときに、
円が買われる理由としては、
①消去法として、安全通貨だから?
②デフレの国の通貨は買いで、円買い?
③他の国に比べ、比較的経済が良好だから?
④ヘッジファンドが、日本株を売り、円買い?

①は、北朝鮮を目の前にして、そもそも安全ではない
②デフレからは(道半ばですが)脱出しつつある
となると、

雇用環境の改善や訪日外国人の数も昨年ペースを上回る
など好調さが現れる、日本経済が他国に比べ、良好であると
外国人(海外)投資家が判断し、彼らが円を買っている。そこに、

日本株売り、円買いで短期の利益を狙う、したたかな、ヘッジフ
ァンド(彼らも外国人投資家)が、参戦してきている。

北朝鮮情勢に変化なしということが、大前提になりますが、
「日本経済」が良好であると、気づいていないのは、ひょっとする
と我々日本人だけかもしれませんね。次に、

ヘッジファンドが狙うのは、日本株を買って、円を売るタイミング
のような気がします。

 

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