初の議会証言 にのぞんだ、パウエル新議長
27日の米国株式市場は、
ニューヨークダウは、
前日比▼299.24ドル安の
25,410.03ドル(▼1.16%)。
他の主要指数は、
S&P500
2,744.28
(▼35.32/▼1.27%)
ナスダック
7,330.35
(▼91.11/▼1.23%)
注目のFRBパウエル新議長の
初めてとなる、議会証言は、
『米国経済は力強さを増している。
緩やかな利上げが最善だ。』
”利上げに前向きな『タカ派』的な内容”?
“利上げのペースも加速する”??
と受け取られていたようです。
米国株式市場は、売りが先行し、
下落、金利も上昇となっていま
した。もっとも、
ニューヨークダウでは、3日間の
連騰でしたので、
利益確定の売りが出ても、
おかしくないタイミングでもあった
のですが・・・
やはり、
金利の引き上げについての、実際の
判断は、3月の
FOMC(米連邦公開市場委員会
20-21日)まで待たなければ
ならないでしょう。
2つの気になる数字
米国10年国債の利回りは
2.90%(前日 2.86%)
※この値が高いほど
債券が売られ、
金利が上昇している
ことをあらわします。
米国VIX指数(恐怖指数)は
18.59(前日 15.80)
※こちらは、数字が大きいと
先行きの不安度合いが
高いことになります。
海外投資家の売りを国内勢で吸収?
金利上昇をきっかけとする、
米国株式市場の大幅下落で
東京マーケットも大きく値下がり
した2月の1週の
東証一部の売買代金をみてみると、
2/5 (月) 3.56兆円
2/5 (火) 5.64兆円
2/7 (水) 4.52兆円
2/8 (木) 3.55兆円
2/9 (金) 4.00兆円
多少落ち着きを取り戻したと
みられる、2月の3週や昨日
の2兆円台の売買代金に
比べても多くなっていました。
次に、この期間の
投資部門別の株式売買状況
では、
個人が、
現金で、5,644億円
信用で、1,814億円
合計で、7,458億円
公的年金の信託銀行が
917億円
事業法人(自社株買い等)
で、1,865億円
とそれぞれ現物株を
買い越ししています。
さらに、日銀は
同期間(2/5〜2/9)に
ETF を通じ、日本株を
2,253億円
購入しています。
国内勢で、
海外投資家の
▼6,446億円の売り越しを
吸収した格好です。
日経平均株価(いずれも終値)は、
22,682円(2/5)〜
21,382円(2/9)での
動きでした。
2018年に入り、
価格帯別累積売買代金
(東証一部)では、
21,000円〜22,000円が
約30兆円と多いのは、
22,000円以下では、
公的年金や個人の
中長期的な投資資金が
丹念に拾っている姿が
うかびます。
逆に、22,000円〜
23,000円までの価格帯は、
売買代金も、それほど
ないため、
真空地帯?とも考えられ、
先物主導で動きやすい範囲ですので、
売買代金を注意深くみておく
必要があると思います。
関連記事↓(追記分)
海外投資家の売り継続、2月3週
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