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米国株、今週の見通し【11/18-22】:マーケット関連の重要スケジュールと先週のレビュー

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目次

今週のスケジュールと見通し【11/18-22】

スケジュール

11月

18日(月)・・G20首脳会議(~19日)
19日(火)・・ウォルマート<WMT,8-10月/第3四半期決算,2025>
20日(水)・・エヌビディア<NVDA,8-10月/第3四半期決算,2025>
21日(木)・・10月景気先行指標総合指数
      10月中古住宅販売件数
      ディア<DE,8-10月/第4四半期,2024>

見通し

経済指標のスケジュールからは、景気動向の判断が、また企業決算からは、なんといっても11/20のエヌビディアの決算と見通し(次期以降の予想)に注目が集まります。消費者の財布の紐の緩み具合を知る上で、ウォルマートの決算も気になるところです。

トランプ勝利後の米国市場が過去最高値更新(11/11)したのは、2017年のトランプ大統領就任1年目、大規模法人減税(最高税率35%→21%)などが実現され株高になったことが再び、株式市場で起こるのではないかという連想が働いていたようです。ここからは、編成された、移行政権チームの発言、新政権の閣僚スタッフの顔ぶれを確認する現実路線に戻り、マーケットは反応していくものと思われます。

また、行き過ぎた利下げ期待を戒める、パウエル議長発言からは、これまで通り経済指標を見た上での政策実施ですので慎重なマーケット展開、ますます経済指標や要人発言にナーバスに反応するマーケットを想定しています。

さらには、減税や関税引き上げなどの公約を遂行することによる、将来の財政悪化、インフレへの警戒感で国債売り、金利上昇の悪いシナリオが市場への重荷として働くことから、金利低下を背景に成長株として、ここまでマーケットを牽引してきた、ハイテク、半導体関連の影響を受ける、特にナスダック(総合指数)の動きに個人的には、注意を払っています。

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先週のマーケットレビュー

週末15日金曜日のマーケット

*主要株価3指数の週末の終値と前週末比(+は↑上昇、▼は↓下落)。年初来の上昇率、過去【史上】最高値とその日付です。

先週のおさらい

ポイント
  • 週初に過去最高値更新した、NYダウ、S&P500、ナスダック
  • トランプトレード?の過熱感と利益確定の動きから、週末には前週比では下落
  • FRBパウエル議長発言から、12月の利下げ観測後退へ

ダイジェスト

月曜日

<11日米国マーケット>

エヌビディア<NVDA▼1.61%,145.26ドル>

テスラ<TSLA+8.96%,350.00ドル>

・NYダウ+0.69%

・S&P500+0.10%

・ナスダック+0.06%

・長期金利(10年国債利回り)%(休場)

*株価、指数等は終値。(+↑)(▼↓)は前日比です。

●主要3指数は続伸し、過去最高値更新

NYダウ:<高値44,486.70ドル/終値44,293.13ドル>

S&P500:<6,017.31/6,001.35>

ナスダック:<19,366.07/19,298.76>

●トランプ氏の勝利確実で減税や規制緩和への期待が高まり、相場が押し上げられた。

●米連邦議会選挙でも共和党が上院で多数派に。

下院でも過半数獲得が予想され、新政権の経済政策が進めやすくなるとの見方。

●FRBの利下げ継続

投資家心理を支える。

● 13日に発表される米消費者物価指数(CPI)を前に、FRBの利下げペースを見極める動きも。

●株式市場の商いが少ない中(債券、為替市場お休み)

値動きが大きくなりやすい環境だった11日の米株式市場。

●テスラ<上記>

トランプ氏勝利により、先週の6日から買い強まる。下落の方に賭けてきたヘッジファンドの含み損の噂。踏み上げ?

●TSMC(台湾セミコンダクター,TSM)

米商務省の命令で中国への先端半導体出荷停止を求められ、株価が下落

●フィラデルフィア半導体株指数下落。<SOX,▼2.5%>

TSMCの報道を受け、エヌビディア<上記>を含む半導体関連株が売られていました。

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