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2/6-10の米国市場と『経済投資クイズ』。アノマリー、1月効果とは・・・

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米国市場では毎年1月は、機関投資家をはじめ、大きなお金を運用するところに、ニューマネーが入ってくるなどマーケットが堅調に推移するという、季節的な特性、要因『アノマリー』と呼ばれるものがあります。このアノマリーである『1月効果』が2月もそのまま?継続しているような感じです。

目次

良いニュースが続くけど・・

1/30、IMF(国際通貨基金)による世界経済の見通しの上方修正、2/1のFOMCへの好感等リスクオン(リスクを取りやすい環境)の状況をそのまま引き継ぐ、2月第2週でした。その反動も考えていた方が良いかもしれませんね。

今週のマーケットは・・

・注目点は引き続き、インフレの動向。『金利引き上げに打ち止め感(あと0.25%,1回の利上げ)?を持って、マーケットはポジティブに捉えてしっかりしている』と市場関係者。ただ、週末はパウエル議長が注目する2月のインフレ速報値が前月分を上回ったことで(ミシガン大1年先インフレ率、3.9%→4.2%)早期利上げの停止期待が後退したとのコメントがありました。

指標今週(2/10)先週末(2/3)騰落率
NYダウ33,869.2733,926.01ドル▼0.16%
S&P500 4,090.464,136.48▼1.11%
ナスダック11,718.12 12,006.96▼2.40%
ドル/円 131.44 131.19
米10年国債利回り(%) 3.74 3.52
~2/10

今週の『経済投資クイズ』は・・・

30.IMF(国際通貨基金)は、2023年世界経済成長率(前年比)の予想を発表し、前回から改訂、0.2%引き上げましたが、その数字としては、正しいものは?

a.+3.4% b.+3.8% c.+2.9%

答え/ c.+2.9% です。  

経済成長率とは、一定期間(四半期や1年間)において、その国の経済規模が拡大する割合、速度を表します。IMF(国際通貨基金)が7月、10月、1月、4月に発表。経済の大きな方向性を探るものとして、注目されています。歴史的(2000-2019年)な平均は+3.8%です(IMF資料より)。

31.1月のIMF(国際通貨基金)の2023年世界経済成長率の見通しでは、日本は、+1.8%、米国+1.4%、ユーロ圏は+0.7%でした。それでは一番成長率の見通しが、高かったのはどの国でしょうか?

a.ブラジル b.インド c.中国

答え/b.インド

インドの経済成長率の見通しは、前年比+6.1%です。ブラジル+1.2%、中国は+5.2%でした。前回予想(22年10月)より全体的には良くなるとしていますが、その理由としてコロナからの回復ペースが速まることをIMFは上げています。

32.1/31-2/1に行われた、米国FOMC(公開市場員会)で、政策金利であるFFレートの引き上げが行なわれましたがその上げ幅と現在の水準として正しいものはどれですか?

a.0.25-4.50-4.75%
b.0.50-4.25-4.50%
c.0.75-3.75-4.00%

答え/a.です。

昨年の11月までに4回連続で0.75%の引き上げをおこなったFRBですが、12月には、0.5%とそして、2/1に0.25%と引き上げ幅を通常ペースに戻し、FFレートの目標水準を4.50-4.75%に誘導しています。昨年から続いた急激なインフレに対する、引き上げの効果アリと見たのでしょうか?

33.マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット(グーグル)のうち1年を通しての売上高が一番多いアマゾンですが、ざっくりどれくらいでしょうか?

a.3,000億ドル

b.5,000億ドル

c.1兆ドル

答え b./ 

アマゾンの1年を通しての売上高は、5,140億ドル(66.8兆円) アップルは、3,940億ドル、アルファベット2,830億ドル、マイクロソフト1,980億ドルとなっています。業種が違いますので比較はできませんが、規模を知るのに良いと思います。(※いずれも概算、直近四半期資料より。)

34.eコマースの元祖、アマゾンの1年を通しての売上高は、5,000億ドル(65兆円) を超えるものでしたが、一方のリアル店舗の巨人、ウォルマートの売上高はどれくらいでしょうか?

a.5,700億ドル

b.6,700億ドル 

c.7,700億ドル

答えa.ウォルマートの1年を通しての売上高は、5,730億ドル(74.5兆円)。調べる期間によっては、アマゾンがウォルマートを上回る時期があるようですが、不動の2トップといえます。因みに、セブン&アイホールディングスは日本小売業初の10兆円超えの達成が近づいています。

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