ニューヨークダウ、S&P500と並び日々米国株式市場の動きを把握するのに使われるのが、ナスダック総合指数。米国の新興企業を中心とした株価の動きを反映する株価指数です。英語での表記は、Nasdaq Composite Indexとなります。
目次
NASDAQ市場に上場する全銘柄が対象
ナスダック(National Association of Securities Automated Quotations=NASDAQ)に上場する企業は全部で、3,055社、株式の時価総額(円ベース)で2,070兆円にもなります。(2021年2月末)
時価総額加重型指数
ナスダックに上場している全上場銘柄を時価総額加重平均して算出されています。時価総額加重型は、基準点と比較して時価総額がどのように増減しているか一目でわかるのが特徴で、基準点である過去と比較して現状を把握することができます。ナスダック総合指数は1971年2月5日の株価を基準値100としています。昨日(2021.6.23)の終値は14,271.73ポイントでした。
テクノロジーが指数を決める!?
ナスダックは新興企業向け市場ですが、シリコンバレーを拠点とするハイテク企業の株やインターネット関連企業株の多くが属しているため、ナスダック総合指数は、全体に対してハイテク企業の占める割合が高いことが特徴です。
ナスダック市場は、元々中小型のハイテク・IT企業などが上場するマーケットとして発足していますが、アルファベットのグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトのいわゆる”GAFAM”もここを足がかりに、巨大グローバルテクノロジー企業として、成長しています。時代の流れを最も、タイムリーに反映する指数であり、今後も注目が集まります。
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