先物主導と円安がサポート
21日の東京株式市場、日経平均株価は
前日比、+137.61円高い
22,693.04円
前の日の270円以上大幅高で、取引直後
は、利益確定の売りが先行。その後は、
円安ドル高の流れに支えられ、切り返し
株価が底堅いところを示していたと思い
ます。一方で、他の主要指数である
東証株価指数(トピックス)や
JPX日経400が前日比マイナスで終わった
ことは、米中貿易摩擦問題など懸念材料に、
積極的になれない投資家の心理があらわれて
いたといえます。
また、先物主導であることや本日の日経平均
の上昇分85円ほどを
ユニクロの
ファーストリテイリング(9983)と
ソフトバンクグループ(9984)の2つの銘柄
だけで寄与していることから考えると
短期的な資金の存在を認めざる得ませんので、
勢いだけで、高値を買わないように気をつける
タイミングにあることも忘れてはならないと
思います。
今日の一日の日経平均の動き↓(赤いラインは、昨日の終値)
引用元 日経平均株価【998407】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
インバウンドでガッチリ!
日本政府観光局(JNTO)によると、
1-5月の日本を訪れる、
訪日外国人(インバウンド)数は
前年比15.6%増の1,319万4400人と過去
最多のペースだそうです。
また、年間ペース(1月-12月)ではじめて合計
3,000万人を超え、3,300万人になる予想をたてる
証券会社のレポートもあり、政府が目標としている
2020年3,000万人を前倒しで達成する勢いです。
インバウンドによる消費で、業績を伸ばす企業
に注目が集まっているようです。
インバウンドといえば、
3〜4年前までは、「爆買い(ばくがい)」に代表される
ドン・キホーテや家電量販店がインバウンド銘柄
として注目されていましたが、
最近では、ドラッグストアや化粧品会社など
がそれらに変わろうとしています。
特に、女性の化粧品は、値段もそこそこ高く
継続性もあり、化粧品メーカーにとって
インバウンド消費は、大きなビジネス
チャンスになります。
過去最速ペースインバウンドのニュースが
材料視され、
資生堂(4911)が
8,944円(+170円/+1.94%)
と後場に一段高となっていました。
資生堂のこの半年ほどの動き。↓
引用元 資生堂【4911】:株式/株価-Yahoo!ファイナンス
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