日米ともボラティリティの激しいマーケット
7日の東京株式市場、
日経平均株価は、
一時は、前日の米国株式の
大幅高を受け、
前日比700円まで、
値上がりする局面がありましたが、
米国金利の上昇や
激しく上下する、米株式市場の
7日の動きを確認したいとする
様子見のムードとなり、
午後からは、急速に値下がりし、
結局、日経平均株価は、
35.13円高の
21,645.37円
で本日の取引を終えています。
一日のうちに、
高値から安値まで
ニューヨークダウで、
1,167ドル(6日)
日経平均株価では、
731円(7日)
の大きな上下幅での
動き(ボラティリティの高い)でしたので、
投資家心理は、
まだまだ不安な状態にあると
言えます。
先行きの投資家の不安状態をあらわす
とされる、VIX(米国恐怖指数)は、
10以下も珍しくなかった、最近の数字
から、
5日は、37.32
6日が、29.98と大きく、上げてきてい
ます。
HFTとは
ところで、
今朝の日経新聞に
『「自動取引」株安を増幅』
とありました。
おそらく、ヘッジファンド等がおこなう
HFT(High Frequency Trade /
超高速・高頻度取引)のことを
指しているのだと思います。
マーケットには、いろいろな投資家が
参戦していますので、
このHFTをはじめとする自動取引が
すべてとは言い切れませんが、
一日に、代表株価指数が
1,000円や1,000ドル以上の
値幅で下落することを、
市場の動きに、あわてて売りを出す
普通の投資家に対し、ただ、機械的
にコンピュータのアルゴリズムどおり
に、断続的に売買を、しかも瞬時終了
させる
HFT
の存在を抜きには、説明ができま
せん。
米国では、売買代金の5割以上、日本
でも4割程が、HFTによるものとされて
いますので、
今後も、このHFTによる、自動取引に
よるマーケットの混乱がおこる可能性が
高いことも、知っておく必要があります。
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