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FOMCは、メンバーは全部で12人です。

FOMC(連邦公開市場委員会)

“Federal Open Market Committee”米国の連邦準備制度(FRS)の構成機関の一つで、金融政策の最高意志決定会合を言います。FOMCのメンバーは12人からなり、FRBの7人の理事とニューヨーク連銀の総裁は常任委員で、残りの4人は地区連銀

総裁が持ち回りをします。(ニューヨーク連銀総裁以外は、4つのグループ(1)ボストン、フィラデルフィア、リッチモンド(2)クリーブランド、シカゴ、(3)アトランタ、セントルイス、ダラス、(4)ミネアポリス、カンザスシティ、サンフランシスコから1年交替)。

FOMCは、定期的には約6週間ごと、年8回(火曜、水曜日)開催され、また、必要に応じて(金融危機の場合など)臨時開催されることもあります。

FOMCでは、何が?

FOMCでは、各地区連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)やFRB調査による経済報告(グリーンブック)などをベースに議論がなされメンバーによる多数決で政策金利であるFF金利の誘導目標や景気判断(先行きの景気・物価に対する見方)


 、今後の政策方針等が決定されます。FOMCの終了とともに、FFレートの水準が発表されますが、特に、FF金利の変更があるケースもあり、長短金利や為替相場、株式マーケットなど、 その後の金融市場に大きな影響を与えるため、
(FOMCは)世界の市場関係者や投資家が特に注目する、イベントです。

また声明文は、FOMC開催最終日(米東部標準時間午後2時15分ころ)に公表され、さらにその詳細の議事要旨は政策決定日の3週間後にあかされます。声明文も米国の金融政策を予測する上で欠かせないものになっています。

日本銀行の『金融政策決定会合』

因みに、日本銀行もFOMCにならい、1998年4月施行の改正日銀法に基づいて、総裁と2人の副総裁、民間からの6人の審議委員による「金融政策決定会合」を定期的に開催し、金融政策を決定しています。